令和3年12月定例議会報告(令和2年12月4日〜21日)・11月臨時議会報告(11月26日)

令和2年11月臨時議会報告(11月26日)

  • 市長から提出された補正予算や条例改正などの一般議案5件をそれぞれの委員会において審査し、本会議において採決により全て「可決」されました。

議案審議

令和2年度一般会計補正予算(第9回)および病院事業会計補正予算(第2回)

新型コロナウィルスの脅威から市民の安全・安心を確保するための検査の拡充等の取組みを早急に実施するため、以下の事業が提案され審査の結果、可決承認され直ちに実施されました。

(1)高齢者施設等へのPCR検査補助事業

(予算額)4,950万円

(内容)高齢者施設等が、施設従事者を対象としてPCR検査事業者に検査を申し込み、実施した場合に検査費用を施設従事者1人あたり3,000円を上限として補助する

(2)全自動PCR検査分析装置導入事業

(予算額)5,262万円

(内容)総合医療センターに全自動PCR検査分析装置2台を導入するにあたり、分析装置を最適な環境で稼働させるため、細菌検査室内部に区画された遺伝子検査室を設える改修を行う

(3)高齢者及び有疾患者等PCR検査事業

(予算額)2億円 ※高齢者抗原検査等事業の不用額を減額補正後、再補正する

(内容)対象者①65歳以上の高齢者②基礎疾患のある方③保幼小中勤務者が、任意の医療機関で新型コロナウィルス感染症PCR検査を受検した場合に検査費用の一部として、1件あたり2万円を上限として補助する
※この事業は、今年1月に入り対象者が拡大され、受験生においてもPCR検査が受けられるようになりました。

(4)医療機関・薬局等における感染拡大防止等の支援事業

(予算額)1,650万円

(内容)市内における対象①病院②診療所③薬局が感染拡大防止のための診療スペースの設置等の費用および必要物品購入に1件あたり病院50万円・診療所30万円・薬局10万円補助する

 


令和2年12月議会報告(12月4日~21日)

  • 初日に市長から固定資産評価審査委員会委員の選任議案1件が提案され同意いたしました。そのほか市長から補正予算を含む一般議案10件が提案され、それぞれ委員会において審査し、本会議において可決および同意されました。
  • 最終日には、これらの案件のほかに市長から追加議案1件、監査委員の選任議案2件が提案され、採決の結果、可決および同意されました。そのほか議員提出議案8件が提案され、3件が可決、5件が否決されました。

総務財務常任委員会

令和2年度 松戸市一般会計補正予算(8,683万3千円)第10回を可決!

①インフルエンザ予防接種業務(増8,536万円) ・新型コロナウィルス対策としてインフルエンザワクチンの接種を促進することにより、医療機関の負担軽減につなげるもので、妊婦および生後6ヶ月から小学校2年生までの市民を対象に、予防接種費用の一部として2,000円を助成する。なお、財源は財政調整基金繰入金を充当する。

(質疑)この助成額2,000円とした理由は?

(答弁)既存事業である65歳以上の高齢者等のインフルエンザ予防接種は、予防接種法に基づく定期予防接種のため、国の地方交付税により一部補助され、自己負担額が1,000円となっている。一方、今回の妊婦および生後6ヶ月から小学校2年生までの予防接種の補助については任意の予防接種であり、費用助成は本市の一般財源(市税収入分)から支出するため、医療機関での自己負担額約4,000 円のうち、その半額を助成し接種促進につなげたいと考えた。

(要望)子どもの多い場合は半額といえども負担は大きいと考えます。今後の制度設計にあたっては、二人目以降の子どもに対して負担軽減を検討していただきたい。 ②病院事業会計負担金・出資金(増147万3千円) ・コロナ対策緊急寄付金を充当して、病院事業で備品を購入するため。

松戸市基本構想および松戸市総合計画後期基本計画の終期一年延長を承認

・次期松戸市総合計画の開始予定次期を令和3(2021)年度から、令和4(2022)年度に変更することに伴い、松戸市基本構想および松戸市総合計画後期基本計画の終期を令和2(2020)年度から令和3(2021)年度に変更する。

(質疑)次期松戸市基本計画の開始予定を一年先延ばしし、令和4年度とした理由は?

(答弁)新型コロナウィルス感染症の世界的流行により本市の業務等を取り巻く環境が大きく変わっており、社会環境や経済環境のみならずコロナ対策を最優先業務として取組むという本市職員の仕事の環境も大きく変化しています。そのような中、この計画策定に は全庁的な議論が必要であり、コロナ禍への対応を最優先するという全市的な視点での経営判断のもと計画の開始次期を一年先送りすることとしました。

(要望)めざそう値の未達成の事業に関しては、延長された一年で未達成の原因などを検証しさらに達成に向けて努力していただくのは当然であるが、達成された事業についても甘んじることなく更なる市民サービスの向上のために達成の検証を行い次期計画に活かしてほしい。


●○松戸市政ニュース○●

消防局より、令和2年1〜9月の救急車出動が昨年の10%減少!

令和2年1〜9月の救急車出動は18,443件となり、昨年同期の20,551件と比べ2,018件(10.3%)減少しました。明確な原因は不明ですが、これは新愈コロナウィルス感染症の拡大により、感染防止対策として市民が不用不急の外出を控えたことやマスクの着用や手洗い・手指消毒の徹底など健康管理に関する意識が向上したことや感染リスクを恐れて病院へ行くことを控えた方が一定数いたことにより、結果として減少したのではないかと推測する。平常時であっても減少が持続できるように、軽症の場合は救急車の利用を控えていただく広報を強化し、我々市民としても重症者が必ず利用できるように救急車の適正利用に心がけていきたい。 なお、救急車を呼ぶか迷った時には、千葉県の救急安心電話相談#7009か#8000(小児)をご利用下さい

新松戸けやき通り架橋の建設工事開始は二審判決後

松戸市は、令和2年7月3日に一審の地裁判決に完全勝訴しているにもかかわらず、新松戸けやき通りへの架橋建設工事は始められずにここまで来ています。地元議員有志らの再三の早急な工事着工要望に対して、市長は判決後も工事着工に踏み切ることができず、更に地元住民に丁寧な説明をすることだけを担当職員に指示をするだけで決断力が全くありません。これまで再三にわたり職員により地元に説明してきておりますが、地元住民は市長が直々に説明することを求めているし、そのやる気をみせる姿勢が必要ではないかと思います。市長のあまりにも決断力の無さからずるずると引き延ばされ、今年度の予算が来年度に繰り越すことが2度目となり出来ないことと、工事業者からも年度末に近づき着工が難しいとされ弁護士との相談により、工事開始は二審判決(3〜5月頃)後になるとのことです。この場合は再度予算を取り直すことになりますので、その際には予算委員会で市長にぶれることなく粛々と事業を執行するように申し入れます。

JR常磐線(各駅停車)のホームドア整備について

これまで議会からも要望してまいりました、JR常磐線各駅停車ホームのホームドアの整備についてJR東日本から報告がありました。使用開始時期については、馬橋駅が令和3年7月頃、北小金駅と北松戸駅が令和3年10月頃、新松戸駅が令和4年2月頃となります。なお、この整備にあたっては、松戸市からの補助金を4駅合計で4億8千万円拠出いたしました。